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2020/08/10 23:05

プリマドンナ(白ワイン)

Prima Donna

今回のセレクトの中で最もおすすめ!


 

ワイナリー:ヴィーダーシュタイン

生産国:オーストリア

産地:カルヌントゥム

葡萄品種:ゲルバー・ムスカテラー100

ヴィンテージ 2019

アルコール度数:11

  ビオロジックでのワインづくり(認証なし)

【テイスティングコメント】

品種のムスカテラーは英語でマスカット。

マスカットや白い花のような華やかな香りが印象的な爽やかな白ワイン。

【相性の良いお料理】

あっさりした和食全般に合います。

火を通していない料理全般(サラダ、お刺身、冷ややっこ)

エスニック料理もおすすめです。



【オーストリアワイン大使 店主のコメント】

ゲルバー・ムスカテラーという品種はオーストリアの中でも生産量が少なく、面積比では1%強しか作られていません。

しかし、世界的に見てもこれほど独特な魅力を持った品種も珍しく、個人的にも大好きな品種です。

マスカット系ならではの鮮烈でさわやかな香りがグラスに充満し、香りだけでもうっとりするほど。一方味わいはきりっと引き締まったすっきりとした酸味のある辛口で、11%という控えめなアルコール度数も相まって暑い夏には最適な白ワインです。(現地でも夏場屋外で楽しむワインの代表的な品種がムスカテラーです)

実はこのワイナリーは、2012年に開催されたウィーンのワインイベントで私が発見したワイナリーで20152016年に訪問したこともあって、当店でも積極的に紹介しています。(ちなみに日本に輸入されたのは2016年の年末からです)

数年前までこの「プリマドンナ」という銘柄は年間300本しか輸入されていませんでしたが、そのうち1/3を当店で売りました。現在はもう少し輸入量が増えていますが、それでもダントツで当店が売り上げているようです。(輸入元での在庫も少なくなってきたので、現在とりあえず60本押さえてもらっています)

【2015年訪問時の写真】



SAKURA Rosé of Zweigelt 2019(ロゼワイン)

サクラ ロゼ オブ ツヴァイゲルト


 

サクラロゼ 2019

ワイナリー名:デュルンベルグ

生産国:オーストリア

産地:ブルゲンラント

葡萄品種:ツヴァイゲルト100

ヴィンテージ:2019

アルコール度数:12

【テイスティングコメント】

ラズベリーやチェリーなどの繊細ながら印象的な果実味と、生き生きとした酸の辛口ロゼワイン。

【相性の良いお料理】

世界中で大流行の辛口ロゼですが、甘いイメージのせいで日本はそれほど流行っていないかもしれません。

このロゼは辛口で、前菜からデザートまで1本ですべて合わせられる万能選手のワインです。

【オーストリアワイン大使 店主のコメント】

デュルンベルクのワイナリーが位置するのはウィーンから北に65キロほど、隣国チェコにほど近いファルケンシュタイン村にあります。

地域としてはヴァインフィアテルという地域の中にあり、有名ワイナリーが少ないことから、生産量は多い地域ながらそれほど日本では注目されてこなかった地域です。

昨年7月に日本で行われた輸入元の大規模な試飲会にデュルンベルクも招かれていました。

日本未輸入のワインも含めて多くのワインを試飲しましたが、どれもが素晴らしいクオリティでワインリストは、良いワインだけに付ける〇印のオンパレード。

特に全てのワインでコストパフォーマンスが高いのが印象的でした。

 

「サクラ・ロゼ・オブ・ツヴァイゲルト」は、その名の通りツヴァイゲルト種から造られたロゼワインで、綺麗なロゼ色とチェリーのような香りと果実味が生き生きとした酸味とともに味わえるフルーティなワインで、様々な料理に合わせやすい辛口のロゼワインです。  

ロイス(グリューナーフェルトリナー)(白ワイン)

LOIS, Gruner Veltliner


 

ワイナリー名:ロイマー

生産国:オーストリア

産地:カンプタール

葡萄品種:グリューナー・フェルトリナー

ヴィンテージ:2018

アルコール度数:12%

オーガニック(認証あり)

【テイスティングコメント】

 白胡椒やカルダモンのスパイシーな香りの中に、かすかなイエローアップルの香り。すっきりとしたボディでフレッシュな口当たり。フルーティーで上品な酸味。控えめで余韻が非常にエレガント。

【相性の良いお料理】

香りはそれほど華やかではありませんが、その分飽きの来ないワインです。

軽い肉料理(ハム、ソーセージなど)や和食全般とも相性が良いです。

オーストリアを代表する料理、ヴィーナーシュニッツエル(仔牛のカツレツ)とも相性がよいので、ぜひトンカツでお試しください。

(その場合はレモンを絞りかけるとより相性がよくなります) 

【オーストリアワイン大使 店主のコメント】

グリューナー・ヴェルトリナーという品種はオーストリアの中でも最も栽培面積の多い品種です。

この品種からはフルーティで軽やかな味わいからねっとりと濃厚な味わい、さらには貴腐ワインなども造られますが、この「ロイス」はブドウ本来の持ち味であるほのかなスパイシーさを感じさせながら、オーストリア・ワインらしい雑味のないクリーンな仕上がり。和食とも好相性のほか、レモンや柚子・スダチなどの柑橘を使った料理との相性も抜群です。



レンツ(リースリング)(白ワイン)

LENZ, RIESLING


 

ワイナリー名:ロイマー

生産国:オーストリア

産地:カンプタール

葡萄品種:リースリング

ヴィンテージ:2018

アルコール度数:12%

 オーガニック(認証あり)

【テイスティングコメント】

 爽やかな香りとリンゴ、オレンジの皮の風味。生き生きとしていて、非常に飲みやすく、デリケートな酸味が全体を引き締めています。搾ったばかりのオレンジのような、クリーンで爽快な仕上がり。

【相性の良いお料理】
魚介全般。エビやカニなどの甲殻類。
ちらし寿司(柑橘を絞ってかけると一層合います)
お寿司についているガリ(ショウガの甘酢漬け)にはとても合うので試してみてください。


 【オーストリアワイン大使 店主のコメント】

リースリングという品種は強靭な酸味のあるシリアスな味わいが最大の特徴です(その強さを和らげるため甘口に仕上げたドイツワインのイメージを持つ人もいるかもしれませんが、本来はドSな性格のブドウです)

しかし、このワインはどうでしょう?

確かに豊かな酸味があるものの、人を寄せ付けない厳しさは感じさせず、いろいろな料理に寄り添う寛容ささえも感じさせる親しみやすい味わいです。

オーストリアのワイン産地の中でも北部に位置しながら、南を除く三方を山で囲まれた盆地状の地形のため局所的に温暖なランゲンロイスの村ならではの穏やかな個性を持ったリースリングといえます。


【オーストリアワイン大使 店主のワイナリーについてのコメント】

ロイマーのワイナリーがあるカンプタール地域ランゲンロイス村は、オーストリアの中でもワイン生産の盛んな地域で、村単位では一番ワイナリーが多いのだそう。

ロイマーは現当主フレッド・ロイマー氏が引き継いで以降、規模を拡大するとともにビオディナミ農法を取り入れ環境に配慮するワイン造りを推し進めるなど、オーストリアの中でも非常に重要なワイナリーとなっています。

昔から使用していたレンガ造りの地下セラーの上の作られた、通称「ブラックボックス」という黒一色の無機質な外観の現代的な建物でも注目を集めましたが、その後「ブラックボックス」と道を隔てて作られた(しかし地下では繋がっている)機能的な醸造設備が完成して以降、トップレンジのワインはもちろん、ベースラインのワインのクオリティが飛躍的に向上したように思います。

今回ご紹介するワインは、ロイマーのベースラインのワインで、確か自社畑のブドウではなく契約栽培をしてもらっている農家からの買いブドウで造られたワイン。そのためロイマーらが主導する形でオーストリアのワイナリーで導入が広がったレスペクト(Respekt)というビオディナミ認証機関の認証ではなく、ユーロ圏のオーガニック製品に認可される「ユーロリーフ」の認証となっています。

ちなみに、フレッド・ロイマー氏はオーストリア・ワイン業界屈指のイケメンでもあり、年齢を重ねた現在は、熟成を経た味わい深いワインのようにいぶし銀の魅力を感じさせる素敵なオジサマとなっています。

ロイマーのワイナリーは、2008・2009・2012年に訪問しました。


シャングリラ ソーヴィニョン・ブラン(白ワイン)

Shangri-La Sauvignon Blanc


 

ワイナリー名:ブラッケンブルック

生産国:ニュージーランド

産地:ネルソン

葡萄品種:ソーヴィニヨンブラン100%

ヴィンテージ:2019

アルコール度数:13.5%

 ベジタリアンソサエティ認証のヴィーガンワイン。

 【テイスティングコメント】

グレープフルーツやパッションフルーツなどの爽やかな香りとクリスピーで上品な酸味。余韻は長くて魅惑的。

【相性の良いお料理】

ハーブや柑橘を使ったサラダ。さっぱりした和食。

魚介類全般に合います。


シャングリ・ラ ゲヴェルツトラミネール(白ワイン)

Shangri-La Gewürztraminer


 

生産国:ニュージーランド

産地:ネルソン

葡萄品種:ゲヴェルツトラミネール100%

ヴィンテージ:2018

アルコール度数:14.5%

 ベジタリアンソサエティ認証のヴィーガンワイン。

【テイスティングコメント】

 やや甘さのあるワイン。バラの花びらやライチのような豊かな香りと非常に長い余韻が特徴のミディアムドライタイプ。

【相性の良いお料理】
やや甘さのあるワインはスパイシーな料理、辛い料理と相性がよく、中華やカレーなどに合います。
エキゾチックな香りのワインなのでエスニックな料理にも合います。

【ワイナリーについて】

ブラッケンブルックはニュージーランドの南島のネルソンという地域にあります。

ニュージーランドはエコでオーガニックの国として知られ、世界中からそのライフスタイルに憧れ、実践する人々が多く集まっています。

ブラッケンブルックのダニエルとウルスラも自然を愛し、そのライフスタイルがワインに反映されています。

ワイン造りの中で、グラヴィティシステム(ポンプを使わず重力を利用)を使用しており、ワインにも環境にも優しく、彼らのワインは100%ビーガンでもあります。


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